追い込み

sempremaster

2023年10月14日 22:23



ザクロの実をもらいました。上手に切るとツブツブがきれいにとれます。ジュースにします。山の木々がすこしづつ色づき始めました。中には夏の暑さにやられてしまったようなものもあります。ことしはまだ緑の葉がたくさん落ち始めているような気がします。
南陽市の芸術祭で演奏するコンチェルト・グロッソ。もうすでに1年以上も練習してきているのに、未だにきれいに揃いません。全体としてはつじつまが合っているのに、ちょっともたついたり、微妙にずれたりします。本番ではメトロノームはありません。それぞれが自分の体内時計でテンポを刻んでいったのでは必ず狂いが出ます。八分音符が連らなる通奏部分を弾くいぶさんのラインが最も狂いにくいパートではあるのですが、いぶさんとて生身の人間。クロノメーターのように精確にとはいかず、どこかでわずかに早くなったり、遅くなったりしているはずです。それに合わせていく他のパートも生身の人間。さてどうしたら合わせられるか。音を聞きましょう。自分のチクタクではなく相手の拍子に合わせてポンと音をを入れましょう。特に休符の多いパートは心の中で数えるのではなく、他のパートの流れのどこにピタッとはめ込んだらいいのかをのみ込みましょう。
きょうは一日その練習でした。


ここ数年はどんどん若いギタリストが現れていますね。たくさんの若手が海外に留学しています。そしてやがて日本のギター界に登場してきます。すでに10年以上昔のことになりますが、コブレンツのギターフェスティバルを聴講したことがあります。その頃フランスやオーストリアに留学していたのが朴 葵姫さんや熊谷俊之さんら。ちょうどその頃に徳永さんがストラスブールに行かれたことになります。日本のギター界がすっかり賑やかになってきました。

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