新緑

sempremaster

2017年04月29日 18:39



いま置賜はどこもかしこも桜の花盛りです。いま咲き始めた桜、満開の桜、散り始めた桜。例会に向かう道すがらさまざまな花を楽しむことができます。中でもピンクの色濃いオオヤマザクラ、これがたくさんあるのが嬉しい。そして山では芽吹き始めたブナの緑が美しい。
さてきょうも老木たちが集まって、練習です。今月最後の例会です。そろそろどの曲も初めから終わりまできれいに弾き通せなければなりません。「・・・日本古謡」はテンポの違いがはっきりしていますから、それをちゃんと表現できればなんとか曲の体裁を整えられます。「アルルの女」は初めから終わりまで、同じような速さですから、「歌う」ことに集中して強弱などの表現方法を考えなくてはならないようです。そして「宵待草」。これがいちばん難しいと思います。どう表現したらいいのか、ただ弾くだけではおもしろくなりません。多くの人が知っているメロディーだけにさらに難しい。
そして月末ということでリバイバルナンバーの「カノン」で締めくくりました。アルペジオの4thは別として、あとの3パートは同じことを4小節遅れで弾いていきますので、それぞれが同じような音量、表現で弾かなくてはきれいな響きは生まれません。まだすこしバランスが悪いようです。
ギターアンサンブル・センプレは毎年、時にはこれからギター界を担おうという若手のギタリスト、時にはすでに足場を固めた中堅のギタリスト、また節目にはギター界の大御所ともいわれるアーティストを招聘してリサイタルを開催しています。ひとりでもいいからギターの魅力に気づいて欲しい。これがセンプレの願いです。そんな活動も今回で27回目になりました。ことしお招きしたギタリストは益田正洋さんです。益田さんもこのリサイタルに大いに乗り気で、大サービスをしましょうと意気込んでいらっしゃいます。ぜひご期待ください。「益田正洋ギターリサイタル」は7月23日日曜日です。

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