センプレのスケジュール:  2024 1/28 第7回ギターとマンドリンの集い(終了)6/1 第20回山形県ギター合奏フェスティバル

2017年06月11日

第15回山形県ギター合奏フェスティバル



これは文翔館、昔の山形県会議事堂です。なかはほぼ昔あったであろう状態に復元されています。建築当時は英国から輸入されたリノリウムが貼られました。現在貼ってあるのはフランス製だそうです。演壇には議長席や書記席があります。センプレの控え室は「参与員室」。窓ガラスは表面がすこしゆがんで見える古いものです。大正5年の建築です。第15回ギター合奏フェスティバルはその歴史ある議事堂ホールで行われました。


ことしの参加団体は山形市から“ギタースクエア”、寒河江からは“ギターアンサンブル・アンダルーサ”と“アリオン”の2団体。庄内の鶴岡から“ギターシンフォニア”、そして置賜のわたしたち“ギターアンサンブル・センプレ”という顔ぶれでした。メンバーの都合がつかずに参加を見送ったグループや、さびしいことに高齢で消滅してしまったグループなどもあります。ひと頃の隆盛を思うと先細りの感は否めません。
フェスティバル全体の様子はいずれ県合奏連盟HPフェイスブックに掲載されると思いますので、ここではセンプレ関連だけに絞ります。
センプレの曲目に関してはこれまでもさんざん繰り返していますから、すでにご存じでしょうけど、通りゃんせーさくらー山寺の和尚さんの3曲を連ねた「3つの日本古謡」、アルルの女(G.ビゼー)から「メヌエット」、大正ロマン漂う「宵待草」の3曲でした。いまさらあがいてもどうにもならないと開き直ったのでしょうか、最初の2曲はそれほど恐れることもなく落ちついて弾けたようでした。だが最後の宵待草、これがおもしろみもなく平板でつまらないものになってしまった。以上はあくまでもセンプレの標準から判断したものです。聞いている人たちにはどれもつまらなかったのかもしれません。


つまるかつまらないかは弾いている人たちの、その曲に込める感情が出せるかどうかにかかっているのかもと思ったりもします。その感情を聞く人たちと共有できるかどうか、じぶんひとりが感情に浸っている(つもり)でも、それが伝わらなければ聞いている人はしらけるばかりです。単なる「技術」だけではないでしょうね。


よい音楽を日頃から耳にしておくこと、弾いているときは心の中で「歌う」こと。あそこをすこし伸ばせばいい、ここをすこし強くすればいいという演奏技術を越えたものがあるように思います。いつもながらのいつもどおりの反省でした。
わたくしごと、庄内から帰ってすこし激しい腰痛。特に午前中がつらい。懇親会でも動かず、座ったきりでした。座敷はつらい。

さてフェスティバルが終わったからには、次はこれに邁進できます。益田さん、バンコクでの演奏も終わりました。落雷による停電は回復したのでしょうね。演奏日前夜山形に入る予定です。演奏会の翌日もコンサートがありますので、その夜のうちに帰京予定です。慌ただしい打ち上げになりますが、せいぜい楽しんでもらいます。 


Posted by sempremaster at 11:25Comments(0)演奏発表